NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年7月15日水曜日の放送の93話で、希がわんこに呼び出されて色々言われていました。でも希は一子からヒントになる言葉ももらっています。

 

 

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ブログ『わんこのスイーツ工房』の管理人“わんこ”なる人物は、ヒロインの紺谷希(土屋太鳳)の幼馴染みの蔵本一子(清水富美加)でした。わんこ→ワン子→ONE子→一子です。

希は一子からスイーツイベントで対決するように突きつけられていますが、希に争う気はありません。ブログのコメントでは売り言葉に買い言葉でムキになってしまいましたが。

ちなみにスイーツイベントの対決は、2人のスイーツをコンビニに並べ、お客さんの反応をネット配信で見るというものです。広告代理店と大手コンビニチェーンも絡んでおり、大掛かりなものになりそう。

 

希は、一子に電話をして会って話せないかと問うと、一子にある場所へ呼ばれました。そこは一子が「ありさ」の源氏名働いているきゃばくら "Belle de jour" でした。扉に書いてありました。

Google翻訳で調べたところ "Belle de jour"は昼顔の意味だそうです。仏伊合作映画の『昼顔』でしょうね、Catherine Deneuve(カトリーヌ・ドヌーブ)とJean Sorel(ジャン・ソレル)の、今から50年近く前の作品です。確かDeneuveが演じる女性がしょうふとして働く物語だったような……。

一子は希に、モデルで失敗した自分の人生をもう一度成り上がるために希を利用していることをハッキリと伝えています。真っ直ぐで邪気のない反応をする希が嫌いだと。

「まっすぐ生きていれば良いって訳じゃないからね。光に当たったら死んじゃう生き物だっているんだよ!」という、一子のこの台詞とても良いです。一子には、太陽のように輝いて見える希が眩しく映っているんですねぇ。それは憧れや羨望が多分に含まれているはずです。だからこそ嫉むし妬むし、嫌っているのでしょう。そして、それらは好きの裏返しでもあるはず……です。たぶん。

 

それと、「昔は“節約レシピが”“食べた人が笑顔に”と言っていたのに、今じゃあ高級路線まっしぐら。能登で取れる食材でロールケーキを作っていたあんたがね、ああいうのが希の目指していたケーキなの?」という一子の台詞は、希が今後進むであろう道を示しているように感じられます。何だかんだ優しい。

先週、希の働くフランス菓子店『マ・シェリ・シュ・シュ』のオーナーパティシエ池畑大悟(小日向文世)と師弟対決をした際に、希の祖母であるロベール幸枝(草笛光子)が言っていたように、大悟のスイーツと希のそれは、好みの違いであって決して優劣の付けられるものではない、という一つの大きな示唆がありました。

『マ・シェリ・シュ・シュ』のフランス菓子はコンビニに置くような、と希が言っていたのもそういう意味合いが含まれているのかな、と思っています。高級フランス菓子には高級フランス菓子を利用する人の、コンビニにはコンビニを利用する人のニーズがあって、それは比べられるものではない、という。

 

一子は希との勝負に勝ったら出版社を紹介してもらえ、ブログが本になり、コンビニのCMにも出られるかも知れない、と人生を賭けています。実際それ以外の道がない訳ではないと思いますが……一子にはその道しかしか見えない状況に陥っています。角洋一郎(高畑裕太)を始め、輪島の人たちは決して彼女を見捨てないであげて欲しいなぁ。希を使って成り上がろうとすることは、決して綺麗ではありませんけど、彼女も希と同じように人生に真剣に向き合ってのことですからね。

それにしても清水富美加ちゃん、良い演技をしています。演技が上手いかは分かりませんけど、私は好きです。

 

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